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Excel VBAで何ができるか?


「何でもできる」とは・・・

Excelが使い慣れ、徐々に操作の範囲が広がり、マクロの記録をいじり始めるタイミングに差し掛かるときに「そもそもVBAで何ができるのか」、「マクロとの違いは何か?」などといった疑問が生じ始めてないでしょうか?
極論すればVBAは何でもできるのですが、この言い方は的を得ている一方で非常に抽象的で分かりにくいと思います。ただVBAでのプログラム化を行う上でこの点は根本になるので押さえておく必要があるでしょう。
逆に、暗黙のうちに「できない」ということが前提になってしまうと、本来なら効率化できるシステムやツールの開発ができるのにも関わらず、見落とされることになってしまいます。

ツールとしてVBAを活用する

業務の工程1~10までVBAで自動対応することができる一方で、実はその工程の検証には様々なハードルがあります。
弊社では自社向けとして使っているプログラムは必ずしも全行程を網羅しているものでもございません。業務の工程どころか、そのかなり手前までしか動作しないプログラムも頻繁に使っています。
実際に弊社で使っているTips的ツールをご紹介しますので「こんな使い方もあるんだ」という視点で皆さんの業務での参考にして下さい。

プログラムをアドイン化する

これはプログラムを使いやすくツール化したものをいつでも呼び出せるような仕組みのことです。
下記はExcel2007の場合のアドインです(Excel2007とそれ以前では全然見栄えが違うので慣れるまで注意が必要です)。
Excel2007のアドイン

アドインプログラム画像
左記のようにしておくことでExcelを起動するといつでもプログラムを呼び出すことができます。


(ちなみにマウス上の「Goolgeリスト作成」プログラムは検索結果を自動集計、整形するプログラムです)

ファイルの保存先フォルダを表示

このプログラムは保存済みのExcelファイル(A)を開いている状態で実行すると、そのファイルAの保存先であるフォルダが自動で開きます。
例えば、「今開いているExcelファイルをメールに添付したい」と言ったときに重宝します。

普通にExcelファイルを開いている状態、例えば下記の状態でキーボードの「Ctrlキー + F1」を同時に押します。
保存先フォルダを表示プログラム

すると、下記の図のように自動的に上記のファイルが保存されているフォルダが開きます。
保存先フォルダを表示

フォルダ内のファイルの一覧表作成

こちらはあるフォルダ内のファイルの一覧表を作成します。フォルダの中にあるフォルダ(サブフォルダ)もファイルを検索します。
フォルダ内のファイル一覧作成のフォルダ指定ダイアログ画面

指定したフォルダ内にある一覧表を作成
フォルダ内のファイル一覧作成

カテゴリ:Excel上級:マクロ