できるだけExcelの持っている機能を有効にマクロ記録で使用する
皆さんは「ショートカットキー」をご存知でしょうか?
メジャー系で言えば「Ctrl + C」はコピー、「Ctrl + V」は貼り付けのあれです。
Excelは実に様々な機能をキーボード上で実現できる仕組みを持っています。
マニアック的なところでは「Alt + Shift + =」でSUM関数が表示できますし、「Ctrl + 1」ではセルの書式設定が表示されます。
一見、マクロの記録とは関係ないと思うかもしれませんが、中にはこのショートカットを使うことでマクロの記録を汎用的に使うことができるものもあるのです。
※ここでの説明はマクロの記録をするときに出てくる「ショートカットキーを割り当てると簡単に実行ができる」というものではありません。
もし本記事をご覧になった後で改めて読みたい場合に検索しても、このショートカットキーの割り当てが検索結果にたくさん表示されます。従いまして画面右下程にある「お気に入り」を活用されることをお勧めします。
範囲の選択はマウスではなくキーボードで
通常、表など範囲を選択するときはマウスでググッと範囲を選択するかと思いますが、これをキーボードを使い、ショートカットキーで選択することもできます。

上記の表は「Ctrl + Shfit + :」で表を選択した画像です。
ポイントはどこでもいいので表内のセルをクリックしておくこと(表の中のセルのどこかをアクティブにしておく)です。上の例ではA1をクリックした状態にしています。
こうすることで「Ctrl + Shfit + :」で表全体が選択された状態になります。
ちなみに表のどこかを選択しない(例えばE1をクリック)で「Ctrl + Shfit + :」を押すと何も反応しません。
マクロの記録では何が変わるのか
では実際にマクロの記録で違いを見てみます。
マウスで選択したマクロの記録のコード
Sub Macro1()
Range(“A1:C7”).Select
End Sub
ショートカットを使って表を選択したマクロの記録のコード
Sub Macro2()
Selection.CurrentRegion.Select
End Sub
上記はマクロを実行すると、どちらも同じように表を選択します。
コードの詳細はここではしませんが、このように「表を選択」するという結果的には同じ操作でもマクロには別のコードとして記録されているところがミソです。
そしてこの点をうまく活用することで、少しだけVBAを直接加工することなく対応できる部分も出てきます。
もっとも、ここの説明でこの汎用的メリットを理解いただける方は、すでに実践で色々な大きさの表を使っている方でレベル的には(独断ですが)中級以上の方かもしれません。
ちなみに、通常の操作もショートカットを使った方がより速く作業ができるのでおススメです。
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