実のところ、VBAからでなくても、通常の関数を入力するだけでもセル全体の文字数は取得できます。
ポイントは「配列数式」です。Excelのバージョンが上がるに連れ、SUMIFS、COUNTIFSなど末尾に「S」のつく関数が登場し始めていることもあり、なおさら配列数式自体の存在感が低下している感もありますが、この方法を使うと全セルの文字数が取得できます。
配列数式は、下記の画像のように{}でくくるルールがあります。キーボードで「Ctrl + Shift + Enter」でできます。
当初は、一般操作で配列数式で実装できたらから、VBAでもできるだろうと思っていましたがうまく行きませんでした。
というか、やり方の問題ですが、文字数を取得するのにセルに一度格納するのが何となく嫌でした。そこで思いついたのが「Evaluate」です。
このメソッドは感覚的に処理が遅くなるイメージがありますが、これで目的の処理が実装できます。
今回のケースで気をつけるのは、Evaluateはアクティブなシートを見るようなので、対象となるシートがアクティブでない場合、違うセルの内容を見ます。
従い今回のケースでは、事前に「Wsh.Activate」を入れておくと固いです(「=」は有ってもなくても動きました)。
また、セル範囲がつかめない場合は、UsedRangeでアドレスを持ってきたほうが良いかもしれません。